東証、5日から取引終了時間30分延長 市場活性化狙い
東京証券取引所は3連休明けの5日から、取引終了時間を30分延長します。延長は2011年以来で、市場の活性化につなげる狙いです。
現在の取引時間は午前9時から午後3時までですが、5日からは午後3時半までとなります。
これに合わせて、取引終了前の5分間には「クロージング・オークション」と呼ばれる新たな仕組みが導入されます。
この5分間は、注文を受け付けるだけで売買は成立せず、株価は動きません。そして、取引終了時間になると、売り注文と買い注文を突き合わせて終値が決まる仕組みです。投資家は5分の間に、他の注文状況を見ながら発注や取り消しを行えるため、終値の透明性が高まるとされています。
東京証券取引所は、取引時間の延長と新たな仕組みの導入で、取引の機会を増やし、市場の活性化をはかる狙いです。