トヨタ自動車は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、生産再開を延期していた中国国内の工場を週明けに再開することを決めた。

トヨタはこれまで、中国国内にある４か所の工場を１７日以降に再開すると発表していたが、１５日までに従業員の安全と生産に必要な部品の調達確保にめどがついたため、広州と長春の工場は１７日、天津の工場は１８日より生産を再開することを決めた。

一方、成都にある工場については、再開をさらに延期し２４日以降の再開を目指す予定。トヨタは、当面の間、生産停止前の半分程度の体制で、工場の稼働を行うとしている。

中国国内にあるトヨタの工場の昨年の年間生産台数は、およそ１４０万台で、主に中国国内向けに販売されている。新型コロナウイルスの感染拡大は車の生産だけではなく販売への影響も懸念されている。