百貨店の「松屋」は創業家の古屋毅彦専務が3月1日付で社長に昇格すると発表しました。秋田正紀社長は会長に就任します。

古屋新社長は創業家出身の49歳。父は3代前の社長だった古屋勝彦氏で、現在の秋田社長は叔父にあたります。

古屋新社長はコロナからの回復が進むなか、銀座本店の改革などを担います。

2007年から社長を務めた秋田氏は代表権のない会長に退き、取締役議長など“裏方”に徹する方針です。

秋田社長は今回のトップ交代について「コロナ禍の厳しい経営環境からだいぶ業績が改善し、いよいよ反転攻勢に出るタイミング。新しいトップの下で新しい発想でチャレンジしてもらいたい」と期待を込めました。

古屋専務は「変化の激しい時代なので大変だと思うが、やりがいを感じるし、新しい挑戦を楽しみにしている」と抱負を語りました。