自民党・安倍派会計責任者、午後に初公判…起訴内容認める見通し パーティー券めぐる事件
自民党の派閥のパーティー券をめぐる事件で、政治資金規正法違反の罪で在宅起訴された安倍派の会計責任者の初公判が10日、東京地裁で開かれます。一連の事件で裁判が開かれるのは初めてで、会計責任者は、起訴内容を認めるものとみられます。
安倍派・清和政策研究会の会計責任者の松本淳一郎被告は2022年までの5年間で、派閥のパーティー券収入約6億7000万円を、派閥の収支報告書に記載しなかったなどとして、政治資金規正法違反の罪に問われています。松本被告は10日午後、東京地裁で開かれる初公判で、起訴内容を認めるものとみられます。
この事件では去年12月、東京地検特捜部が、安倍派と二階派の派閥事務所に強制捜査に入り、今年1月、松本被告のほか、安倍派に所属していた議員3人や、二階派と岸田派の会計責任者など合わせて10人が立件され、このうち4人は略式命令での有罪が確定しています。
一連の事件で、裁判が開かれるのは松本被告が初めてとなります。