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日産子会社 「金型」などを下請け業者に“無償保管”させる 公取委、再発防止を勧告の方針

2025年2月14日 0:21

日産自動車の子会社が、自動車部品の製造に必要な「金型」などを下請け業者に無償で保管させていたとして、公正取引委員会は近く、再発防止を勧告する方針を固めたことが分かりました。

関係者によりますと、日産の完全子会社「愛知機械工業」は、遅くとも2023年の夏から去年末にかけて、新たな発注予定がないにもかかわらず、エンジンの部品などの製造に使う「金型」およそ400個を、下請けの5社に無償で保管させていたということです。

今回調査されたのは2023年夏以降に限定していますが、中には10年以上も使用がないまま金型を無償保管させていたケースも含まれていたということです。

「愛知機械工業」は公正取引委員会の調査を受け、保管料としておよそ2000万円をすでに下請け業者に返金したということです。

最終更新日:2025年2月14日 0:21
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