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宮下知事「六ヶ所に受け入れる施設がない状況の中 門前払い」電事連の返還ガラス固化体の輸送計画

2024年10月10日 19:01
宮下知事「六ヶ所に受け入れる施設がない状況の中 門前払い」電事連の返還ガラス固化体の輸送計画

電気事業連合会はフランスから返還される低レベル放射性廃棄物を高レベルのガラス固化体に置き換えて輸送量を減らし六ヶ所村に運ぶ新しい計画を県に申し入れました。宮下知事は「協力できない」と拒否しました。

国内の原発から出た使用済み核燃料は海外で再処理され、フランスからの高レベル廃棄物については既に六ヶ所村の施設に運ばれ一時的に貯蔵しています。一方、フランスからの低レベル廃棄物は受け入れ先の六ヶ所村の施設の完成が審査の長期化で遅れ、進んでいません。
こうした中、大手電力で作る電気事業連合会はきょう計画の変更を県に申し入れました。計画ではフランスから返還される低レベル廃棄物およそ1,800本を高レベルのガラス固化体20本に置き換えて六ヶ所村にある日本原燃の施設に輸送するとしています。これに対して宮下知事は「理解もできないし協力もできません」と提案を拒否しました。

★宮下知事
「少なくとも六ヶ所に受け入れる施設がない状況の中で受け入れてほしいと言われても難しいだろうと門の中に入ってきたが門前払い 低レベル放射性廃棄物の受け入れ貯蔵建屋、高レベル放射性廃棄物の管理貯蔵センターいずれも建設途上あるいは審査途上にありますので議論をできる環境ではない」

電気事業連合会は目標の2033年末までの返還が難しいため輸送量が減る今回の計画に変更したとしていますが理解は得られませんでした。

★電気事業連合会 佐々木敏春副会長
「この判断につきましては我々もそういう覚悟で必要選択肢だという覚悟で本日来ているので引き続き丁寧に地元のみなさんのご理解を得るようなことをしていきたい」

電事連の説明に対し六ヶ所村も「いまは検討の時期に無い」と伝えたということです。

最終更新日:2024年10月10日 19:56
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