ガザ地区戦後統治 欧米当局者が国連部隊派遣案を非公式に検討か
アメリカのブルームバーグ通信はパレスチナ自治区ガザ地区の戦後統治をめぐり、欧米の当局者が国連部隊を派遣する案を非公式に検討していると報じました。
ブルームバーグが欧米関係者の間で検討されていると伝えたのは、PKO=国連平和維持活動に基づく部隊の派遣やイスラエルとアラブ諸国による4回の中東戦争の休戦を監視してきた国連休戦監視機構の役割を拡大する案です。
ただ、ガザの戦後統治をめぐってはイスラエルのネタニヤフ首相が安全保障に関与していくと繰り返し主張しています。
今回の非公式の協議に参加した当局者も「イスラエルが国連の関与に懐疑的であるのは認識している」としたうえで、「こうした議論自体がイスラエル側に作戦の早期終了とその後の対応を考えさせる圧力にもなりえる」と述べたということです。