トランプ前大統領“大統領の免責特権”主張 米メディア「初公判は遅れる可能性高い」
アメリカのトランプ前大統領が9日、2020年の大統領選の結果を覆そうとしたとして起訴された問題で、大統領の免責特権を訴えました。
トランプ前大統領は9日、2020年の大統領選挙での敗北を覆そうとしたとして起訴された問題をめぐり、出廷しました。トランプ氏は大統領在任中の行為には免責特権が適用されると主張しています。
9日の審理で判事は「大統領が政敵の暗殺を指示しても免責されるのか」などと述べ、免責には懐疑的な見方を示しました。
トランプ氏「大統領として免責が必要だと感じている」
トランプ氏は「何も間違ったことはしていない」などと改めて主張しました。
大統領の免責特権を主張する背景には、裁判を遅らせ、大統領選への影響を避けたい狙いがあるとの指摘も出ています。アメリカメディアは、3月4日に予定されている初公判は遅れる可能性が高いと報じています。