イギリス訪問中の天皇皇后両陛下。訪問6日目となった現地時間27日、陛下はイギリス・ウィンザー城を訪れ、エリザベス女王と夫のフィリップ殿下の墓に花を供えられました。

「今までのいろいろお世話になったこと本当によくしていただいたことに対する心からのお礼の気持ちで、きょうは参拝をさせていただきました」

最終日を前に陛下は、カメラの前で今回のイギリス訪問の感想を語られました。

「雅子とともにイギリスを国賓として訪問することができましたことを大変うれしく思っております」

「また今回は、馬車でのパレードの時もそうでしたし、また車で走っている時にも、沿道から多くの方に手を振っていただいたりして、非常に温かく迎えていただいていることを大変うれしく思っております」

また、晩さん会でのスピーチについては…

「非常に温かい雰囲気の中でスピーチをすることができて、何か比較的リラックスしながらお話をすることができましたし、皆さんがこちらの方をよく聞いてくださっているということがわかって、これは大変、話している私としてもうれしく思いました」

チャールズ国王夫妻の心温まるもてなしにも、感謝の気持ちを示されました。

「やっぱり何か『思い出の地に戻ってきた』という印象を強く持ちました。 そのような中で『おかえりなさい』というふうに言っていただいた。“Welcome back”ということを多くの方から言っていただいたこと、本当に私はうれしかったですし、その思い出の地に、今回、雅子にとってもこのイギリスは思い出の地ですので、2人でもって立つことができた。これは本当に大変幸せなことだというふうに思っております」

そして、このあと向かわれるのが、オックスフォードです。両陛下がともに留学経験がある思い出の地。陛下は23歳から25歳までの間、オックスフォード大学で学び、皇后さまも2年間留学されていました。今回、それぞれが留学していた母校を訪問し、市内も散策される予定です。

両陛下は、オックスフォードを訪れたあと、そのまま帰国の途につかれます。