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ダム決壊でロシア軍、5~15キロ後退か 砲撃も「半減」

2023年6月9日 5:49

ウクライナ南部のヘルソン州では、ダムの決壊による浸水被害がさらに拡大しています。現地を視察したゼレンスキー大統領は、住民への支援を強調しました。

ウクライナとロシアそれぞれの当局の発表によると、ヘルソン州で避難した住民はさらに増え、およそ6500人にのぼっています。

ゼレンスキー大統領は8日、現地を視察し、緊急対応などに関する会議で、住民への支援を強調しました。

一方、ロイター通信がウクライナ軍の情報として伝えたところによると、ダムの決壊による洪水の影響でロシア軍が5キロから15キロ後退し、ロシア軍からの砲撃が「実質的に半減」したということです。

こうした中、ウクライナ側とロシア側の双方が砲撃による被害があったと主張しています。ウクライナ側がロシアによる砲撃で9人がケガをしたとする一方、ロシア側は、ウクライナからの砲撃で妊婦を含む2人が死亡、2人がケガをしたとしています。