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ハッキングは中国や香港でも~元CIA職員

2013年6月13日 15:54

 アメリカ情報当局による市民の通信情報の収集を告発した元CIA(=中央情報局)職員が、滞在先の香港の地元紙に対し、アメリカ政府が中国本土や香港のコンピューターにもハッキングを行っていると新たに証言した。

 これは香港の新聞「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」が13日付の紙面で報じたもの。元CIA職員のエドワード・スノーデン氏は取材に対し、アメリカのNSA(=国家安全保障局)が2009年から中国本土や香港のコンピューターに対し、ハッキングを行っていたと明らかにした。

 スノーデン氏は、ハッキングは世界中でこれまでに6万1000件以上行われ、このうち中国本土や香港では数百件行われていると語っている。

 一方、NSAのアレクサンダー長官は12日、アメリカ議会の公聴会で証言し、「一連の情報収集活動は、数十件のテロ行為を阻止した」と情報収集の正当性を改めて訴えた。