ホルダー米司法長官が辞意表明
アメリカ・オバマ大統領は25日、司法省のホルダー長官が辞任することを発表した。
黒人初の司法長官であるホルダー氏は、オバマ政権の発足時から6年にわたり司法長官をつとめた。同性同士の結婚を認めない法律を廃止すべきだと提言したほか、今年8月、ミズーリ州で黒人少年が白人の警察官に射殺された事件の捜査を指示するなど、積極的に人権問題に取り組んだことでも知られている。
オバマ大統領「ホルダー司法長官の努力のおかげで、さらに多くのアメリカ人が、人種、宗教、性別、信条、性的志向などに関わらず、法律のもとでの公平な扱いを受けられるようになるだろう」
ホルダー氏は辞任の理由を明らかにしていないが、NBCテレビは、最近になってオバマ大統領に辞意を伝えたとしている。ただ、後任が決まるまではホルダー氏が現職にとどまるという。