トルコ立てこもり、検察官死亡 犯人ら射殺
トルコの最大都市イスタンブールで先月31日、反政府の極左組織が検察官を人質に取り、裁判所に立てこもった。検察官は死亡し、犯行メンバーは射殺された。
トルコのメディアによると、先月31日、イスタンブールの裁判所にある検察官の執務室に極左組織のメンバーが押し入り、検察官を人質に取り、立てこもった。人質となった検察官は、2013年の反政府デモで10代の少年が発砲され死亡した事件を担当していたという。
極左組織はデモの取り締まりに関わった警察官らにテレビの生中継で事件について告白させることなどを求め、8時間にわたり解放交渉が続けられたが、日本時間1日未明、室内から銃声が聞こえたため、治安部隊が突入。検察官は頭などを撃たれ死亡し、犯行メンバー2人は射殺された。