【特集】<温泉の人気ランキング『温泉総選挙』>”レジャー/街ぶら部門”全国1位 『やくらい薬師の湯』喜びの声と人気の秘密とは?(宮城・加美町)
温泉の人気ランキング『温泉総選挙』が5日発表され、宮城・加美町の『やくらい薬師の湯』が”レジャー/街ぶら部門”で全国1位に選ばれた。
喜びの声と人気の秘密を、取材した。
加美富士ともいわれる薬莱山の麓にある日帰り温泉。
伊藤成輝記者リポート
「温泉総選挙2024レジャー/街ぶら部門で1位に輝いたのはこちら、やくらい薬師の湯です」
『やくらい薬師の湯』佐藤恭平支配人
「結果で1位を見たときは、よっしゃあ!と思いましたけどね。周りにもすぐ言いに行きましたね。1位取ったよ!って言ってましたね。標高が高いところにあるので、夜なんかは夜景・星を見ながら、温泉にゆっくりとつかってリラックスしていただくのがおすすめ」
全国1位の温泉地などを決める『温泉総選挙』は、温泉協会の関係者らでつくる団体が環境省など国が後押しを受け実施している。
9年目の今年は、歴史や健康などをテーマにした8つの部門で1万6000を超える一般投票によりランキングが決まった。
『あっ!さぁさぁとりました1位です!(Q万座温泉1位ですか?)1位です、やっととれました』
『秘湯/名湯部門』の全国1位は、群馬・嬬恋村の標高1800メートル付近にある『万座温泉』。
また、8部門の中で得票数が高かったのが『絶景部門』。
1位に選ばれた広島の『きのえ温泉』は、夕日に照らされる瀬戸内海の島々をながめながら温泉に入れるという。
コロナ禍以降の健康志向の高まりの影響か、今年新たにできた『湯治ウェルネス部門』も注目。
1位に輝いたのは、鹿児島の『指宿砂むし温泉』。
砂の中に体をうめて入浴する珍しい温泉地で、外国人にも好評だという。
そして、『レジャー/街ぶら部門』も、ことし新たに出来た。
薬莱山の四季の移ろいを楽しめる『やくらい薬師の湯』。
食堂では、加美町特産の薬莱ワサビを使った料理も人気。
施設の魅力だけでなく、周遊しながら楽しめることや街歩きできることがポイントで、『やくらい薬師の湯』も近くには温泉プールやパークゴルフ場や東北最大級のやくらいガーデンがあるほか冬には家族で楽しめるスキー場などレジャースポットが充実している。
『やくらい薬師の湯』佐藤恭平支配人
「キャンプ場もあれば加美富士の登山もできますし、 またパークゴルフだったりとかプールもございますので、温泉に限らず周りの施設で1日遊びつくせるほど、たくさんございますので、ぜひ大勢の方、家族連れでもいいですし、親戚の方皆さんとお越しいただければ」
『温泉総選挙』の主催団体によると、人々が温泉に求めるのは「リフレッシュ」だけでなくより具体的な健康志向や体験志向に変化しているという。