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アカデミー賞視覚効果賞ノミネート「ゴジラ-1.0」山崎貴監督、制作舞台裏を語る 米・ロサンゼルス

2024年2月17日 19:37
アカデミー賞視覚効果賞ノミネート「ゴジラ-1.0」山崎貴監督、制作舞台裏を語る 米・ロサンゼルス

来月10日に発表されるアカデミー賞に日本映画で初めて視覚効果賞にノミネートされた「ゴジラ-1.0」の山崎貴監督がアメリカ・ロサンゼルスで16日、制作の舞台裏を語りました。

記者「トークショーには映像クリエーターや映画関係者ら100人以上が招待されました」

「ゴジラ-1.0」がノミネートされたアカデミー賞の視覚効果賞は、これまで「スター・ウォーズ」や「アバター」といったCG技術などで表現の幅を広げた作品が受賞してきました。

山崎監督は制作にあたり、特撮の技術を駆使し、クリエーターが作った映像をその場で確認するなどして、コストを含めた効率化を図ったと舞台裏を語りました。

山崎貴監督「普通はVFXスタジオでは試写をしながら、みんなで見てとやると思うが、そういうのはなくて、その場その場で誰かが問題点を見つけたら、こうやった方が良いのではと、お互いの交流はすごく多い」

来場者からは生成AIについての意見を聞かれ、先のことは分からないと前置きしたうえで、「本能的に拒否する、どこかで見たことがあるものができあがる」と映画制作への使用について否定的な考えを示しました。

山崎貴監督「すごい作品が並んでいる中でのノミネートなので、うまくいったらすごく嬉しいし、ダメでもここまで来たと楽しめると思う。(受賞確率は)欲をかいて50%」

授賞式は来月10日に行われます。