トランプ氏、就任初日に100本近くの大統領令に署名へ ケネディ氏暗殺に関する機密文書も公開へ
日本時間の21日未明にアメリカの大統領に就任するトランプ氏は、就任初日に100本近くの大統領令に署名すると明らかにしました。
トランプ次期大統領
「私の政権はアメリカが直面する、すべての課題に立ち向かい、国を再び成功と偉大さへの道に戻すために、迅速かつ断固たる行動をとる」「就任後数時間以内に100近くの大統領令に署名する」
トランプ次期大統領は19日、大口の献金者らを招いた夕食会で演説し、バイデン政権からの政策転換を改めて強調しました。これに先立って行われた支持者集会では「アメリカ史上最大の強制送還作戦を開始する」と表明し、不法移民の強制送還や、エネルギーを増産し環境保護のための規制を削減することなどを列挙しました。
ほかにも、ケネディ大統領暗殺に関する機密文書なども機密指定を解除し、公開するとしています。
あすの就任式に先立ち、ワシントンでは「反トランプ」デモも行われましたが、1期目の就任時に比べ参加人数は減っています。国内の分断が続いているものの、世論調査ではトランプ氏への支持は前回就任時よりも高く、経済回復を望んでいる民意が現れた形です。
就任式は厳しい寒さが予想され、40年ぶりに屋内での開催に変更となりました。就任式の入場チケットは22万枚配布されていましたが、収容人数は600人ほどで多くの支持者が入れないため、トランプ氏は近くの屋内アリーナで集会を行い、就任式後に駆けつけて演説を行う予定です。