×

得票率約87%でプーチン氏“圧勝”確実に ロシア大統領選挙開票始まる

2024年3月18日 6:42

3日間にわたったロシア大統領選挙が終了しました。プーチン大統領が得票率約87%で、圧勝での当選が確実となりました。

プーチン大統領の圧倒的なリードは、全ての地域の投票が終了した直後に中央選挙管理委員会が発表しました。

中央選管委員長「プーチン氏、得票率87.97%(開票率24.4%)」

暫定値によりますと、プーチン大統領の得票率は約87%と前回を10ポイント上回る圧勝ペースだということです。

出口調査も同様の結果で、実施した政府系の全ロシア世論調査センターは、プーチン大統領が勝利したとしています。目標としていた過去最高の得票率での圧勝で、5期目の当選を確実としています。

また、投票率も70%を超え、全てが政権側が目指していたとされる通りになりました。

17日正午には、獄中死したナワリヌイ氏陣営が呼びかけていた反プーチン票を一斉に投票する行動もありました。人権団体によりますと、投票用紙に「戦争反対」と書いた女性など、これまでに85人が拘束されましたが、大きな衝突は伝えられていません。

プーチン大統領は選挙本部で「私の勝利でロシアはより強くなれる」と述べました。18日には「赤の広場」で「クリミア併合10周年」を祝うイベントの準備も進められていて、プーチン大統領は、このイベントでもクリミア併合を祝うとともに、ウクライナ侵攻が国民の圧倒的支持を得たことをアピールするとみられます。