発射されたのは短距離弾道のミサイル~米軍
韓国軍によると、北朝鮮が日本時間29日午前5時39分頃、東部の元山付近から日本海に向けて弾道ミサイルを発射した。約450キロ飛行したということで、ミサイルの種類はスカッドの系列とみられるという。
アメリカ太平洋軍によると、発射されたのは短距離の弾道ミサイルで、ミサイルは海上に着弾するまで6分間飛行が確認されたという。
北朝鮮は3月22日にも元山近くからミサイル1発を発射したものの、発射数秒後に爆発し失敗している。
韓国の文在寅大統領は29日午前7時半にNSC(=国家安全保障会議)の常任委員会の開催を指示した。
北朝鮮は今月14日には中距離弾道ミサイル「火星12型」を発射、同21日には中距離弾道ミサイル「北極星2型」、そしてその8日後の同29日と、7日と8日の間隔しか空けずに立て続けに弾道ミサイルを発射している。
日本時間27日に閉幕したG7サミットの首脳宣言では北朝鮮の全ての核及び弾道ミサイル計画の放棄を求めていて、これに反発し、今後も核・ミサイルの開発を進めていくことを示す狙いもありそうだ。