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タイ洞窟で13人発見も…救出活動長期化か

2018年7月4日 6:22

タイ北部の洞窟で行方不明になっていた少年ら13人の無事が9日ぶりに確認された。ただ、救出活動には困難が予想され、長期化が懸念されている。

タイ北部・チェンライの地元サッカーチームの少年12人とコーチの男性は2日、洞窟の入り口からおよそ5キロ先の水につかった箇所の奥で9日ぶりに発見された。

地元当局によると衰弱はあるものの健康状態は安定していて、届けられたゼリー飲料などを食べて体力の回復を図っているという。また、少年らを安心させるためタイ海軍のダイバーと医師ら7人が付き添っているという。

洞窟の中は水位が高く、自力では脱出できないため地元当局は少年らにダイビングを教えダイバーが一緒に潜って誘導する方法や洞窟の上から穴を掘ってつり上げる方法などを検討している。ただ現地では今週半ば以降、再び大雨の予報。水位がさらにあがるなど救出活動が困難になる可能性もあり、長期化が懸念されている。