一時51℃超…メッカ巡礼者500人超死亡 サウジアラビア
酷暑が続くサウジアラビアで気温が一時、51℃を超え、イスラム教の聖地メッカ巡礼に訪れていた500人以上が死亡しました。
メッカ巡礼「ハッジ」のため世界中から大勢のイスラム教徒が集まっているサウジアラビアでは、酷暑が続き気温が51℃を超える日も出ています。
ロイター通信は巡礼期間中、少なくとも562人が死亡したと報じました。安否不明の巡礼者も多数いるということで、死者はさらに増える恐れがあります。
サウジアラビア当局は暑さ対策として、巡礼者に午前11時から午後3時の間は屋外に出ないよう警告していました。
ロイター通信は地球温暖化が進み平均気温が産業革命前に比べて1.5℃上昇すると、メッカ巡礼の熱中症のリスクは5倍になるとする専門家の見解を伝えています。