国連の事務総長を１０年にわたって務め、２００１年にノーベル平和賞を受賞したコフィ・アナン氏が１８日に亡くなった。８０歳だった。

ロイター通信などによると、コフィ・アナン氏は１８日、スイス・ベルンの病院で家族にみとられながら亡くなった。８０歳だった。

アナン氏はアフリカ・ガーナ出身で、１９９７年から２期１０年、国連の事務総長を務めた。在任中は、国際テロの問題に取り組んだほか、人権問題やエイズ対策に尽力し、２００１年に国連とともにノーベル平和賞を受賞した。

事務総長を退任後も、内戦が続くシリアで国連の特使としてアサド政権側と反政府勢力の調停にあたるなど、紛争解決をめざして活動していた。