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朝鮮戦争終戦宣言“恋々としない”と主張

2018年10月2日 12:50

北朝鮮の国営メディアは2日朝、朝鮮戦争の終戦宣言について、非核化措置との取引材料ではないとした上で、「アメリカが望まないなら我々も恋々としない」と主張した。

朝鮮中央通信は、「朝鮮戦争の終戦は誰かが誰かに与えるプレゼントではなく、まして非核化措置と交換する取引材料ではない」と主張した。その上で、「アメリカが望まないなら我々も恋々としない」として執着しないとの姿勢を表明し、さらに「北朝鮮は実質的で重大な措置を取っているのに、制裁や圧迫の強化を念仏のように唱えている」とアメリカを批判した。

ポンペオ国務長官が、2回目の米朝首脳会談に向けた調整のため近く訪朝する予定だが、それを前にけん制する狙いがあるものとみられる。

一方、アメリカ・ニューヨークを訪問していた李容浩外相が1日、帰国の途についた。滞在中はポンペオ国務長官と会談を行い、国連総会では北朝鮮の非核化の進展に「信頼関係が必要だ」などとアメリカ側の対応を求めて、北朝鮮の主張を国際社会に訴えた。