サウジ国王とトルコ大統領が電話会談
サウジアラビア(以下、サウジ)政府に批判的な記者が行方不明になっている事件で、サウジ政府は14日、殺害疑惑に強く反発し、「行動に対しては、それ以上の行動で対抗する」と警告した。
この事件は、サウジ人記者のジャマル・カショギ氏がトルコのサウジ総領事館を訪れた後、行方不明となっているもの。「総領事館で殺害された」との見方が出る中、サウジ政府は14日、「いかなる脅迫や中傷の試みも断固拒否する」と反発し、「行動に対しては、それ以上の行動で対抗する」と警告した。アメリカのトランプ大統領が、殺害が事実なら厳しい処罰を加える方針を示したことに反発したものとみられる。
こうした中、サウジのサルマン国王は14日、トルコのエルドアン大統領と電話会談した。両首脳の会談は事件後初めてで、両国による合同捜査や総領事館の捜索などについて意見交換したとみられる。