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台湾 与党大敗、蔡総統は党主席辞任へ

2018年11月25日 19:13

台湾の統一地方選挙で、蔡英文総統率いる与党・民進党が大敗し、蔡総統は、党の主席を、辞任すると表明した。

24日に行われた台湾の統一地方選挙では、与党・民進党は地盤の高雄市で敗れるなど7つのポストを失って大敗し、野党・国民党が躍進した。

敗北を受け、民進党の蔡英文総統は、党の主席を辞任すると表明した。総統には留まるが求心力の低下は必至。蔡総統は、中国と距離を置く現状維持を掲げてきたが、中国が圧力を強める中、融和を求める野党側だけでなく、独立を求める与党支持層の一部も現政権の対中政策を否定するなど支持率が低迷していた。

今回の選挙結果について中国政府は「台湾の市民が、中国との平和的な関係の発展による利益を望んだ」と評価し、台湾の地方都市との交流を歓迎した。

中国との交流のメリットを強調することで台湾の世論に働きかけ蔡政権を揺さぶる狙いがあるとみられる。