NASA探査機が小惑星上空に 岩石採取へ
NASA(=アメリカ航空宇宙局)は3日、NASAの探査機が小惑星の上空に到着したと発表した。岩石の採取に挑み、地球に持ち帰る計画。
日本時間4日未明、NASAの無人探査機「オシリス・レックス」は地球と火星の間にある小惑星「ベンヌ」上空に到着した。今後1年以上かけてNASAの探査機として初となる小惑星からの岩石の採取に挑み、うまくいけば2023年に地球に持ち帰る予定。
小惑星「ベンヌ」は太陽系が形成された約45億年前に近い状態が残されているとされていて、太陽系や生命の起源の解明に役立つ手がかりがあると期待されている。
日本の探査機「はやぶさ2」も今年6月に小惑星「リュウグウ」に到着し、着陸を目指して準備を進めていて、日本とアメリカはそれぞれが採取した岩石の一部を交換する協定を結んでいる。