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ファーウェイ副会長 カナダ政府など提訴

2019年3月4日 15:31

中国の通信機器最大手「ファーウェイ」の副会長が不当に身柄を拘束されたなどとして、カナダ政府などに対し損害賠償を求める訴えを起こした。

ファーウェイの副会長・孟晩舟被告は、去年12月、カナダ・バンクーバーの空港で身柄を拘束され、逮捕された。孟被告の弁護団は1日、逮捕前の身柄拘束で「権利が侵害された」としてカナダ政府などを相手取り、損害賠償を求める訴えを起こした。

弁護団が裁判所に提出した資料によると、国境警備の職員らが通常の入国審査を装って孟被告を3時間にわたり拘束し、弁護士を呼ぶなどの権利についての説明もないまま尋問した上、パソコンや携帯電話を不当に押収したと主張している。

孟被告は、アメリカへの身柄の引き渡しをめぐる審理のため、6日に、バンクーバーの裁判所に出廷する予定。