NASA長官「新時代」クルードラゴン帰還
アメリカの民間宇宙企業「スペースX」が打ち上げた有人型宇宙船が8日、地球に帰還した。8年ぶりとなるアメリカ本土からの有人飛行再開に向け大きく前進した。
民間宇宙企業「スペースX」が打ち上げた有人型の宇宙船「クルードラゴン」はISS(=国際宇宙ステーション)から切り離され、日本時間8日午後10時45分、フロリダ沖合の海上に着水し、地球に帰還した。今回の無人の試験飛行は、打ち上げから国際宇宙ステーションとのドッキング、地球への帰還まですべて成功した。
NASA・ブライデンスタイン長官「アメリカの有人宇宙飛行における新しい時代の幕開けだ」
今回の成功で、2011年のスペースシャトル退役以降中断しているアメリカ本土からの宇宙飛行士打ち上げ再開に向け、大きく前進した。回収したデータに問題がなければ、この夏にもアメリカ人宇宙飛行士2人が打ち上げられる予定。