北朝鮮“弾道ミサイル3発” バイデン氏の日韓滞在中は避けつつも…米国を強くけん制か
韓国軍は、北朝鮮が25日朝、日本海に向けて弾道ミサイル3発を発射したと発表しました。ソウルから中継です。
韓国大統領府は、尹錫悦大統領指示のもと、25日午前7時半から緊急の会議を開き、対応を協議しました。
韓国軍によりますと、北朝鮮は午前6時から6時40分ごろにかけて、平壌の順安から日本海上に弾道ミサイル計3発を発射しました。大統領府や韓国軍はこのあと、ミサイルの分析などを明らかにする見込みです。
北朝鮮によるミサイル発射は、巡航ミサイルを含め今年だけで16回目です。北朝鮮は今月に入って、新型コロナウイルスの感染者が出ていることを初めて認め、都市の封鎖などを決定しましたが、その当日にも弾道ミサイルを発射し、コロナ禍でも軍事行動は続ける構えを見せていました。
24日までアメリカのバイデン大統領が韓国と日本を歴訪していて、首都ワシントンへと戻る移動中にミサイルが発射された形です。
北朝鮮としては、バイデン大統領がまさに日韓滞在中というタイミングでの発射は避けつつも、日米韓の連携強化を進めるアメリカを強くけん制する狙いがあるものとみられます。