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スリランカ連続テロ NZ銃乱射の報復か

2019年4月24日 6:46

300人以上が死亡したスリランカの連続爆破テロ事件で、スリランカ政府は23日、犯行は先月、ニュージーランドのモスクで起きた銃乱射事件の報復との見方を示した。

(連続爆破テロで最も多い100人以上が死亡した、コロンボ郊外にある教会の監視カメラ映像)――ひげを生やした男が自爆テロの実行犯とみられ、爆発物が入ったとみられるリュックサックを背負っている。男は教会の中に入り、キリストの復活祭イースターの礼拝のために集まった多くの人々の中に入り、自爆した。

一連の爆破テロではこれまでに321人が死亡しているが、23日に会見を行ったウィクラマシンハ首相は今回のテロが先月、ニュージーランドで起きたイスラム教の礼拝所モスクでの銃乱射事件への報復との見方を示した。

ウィクラマシンハ首相「ニュージーランドのモスク襲撃がテロの引き金になった可能性もある」

また、事件の背後関係についてスリランカ政府は、国内のイスラム過激派による犯行と断定し、国際的なテロ組織の支援を受けていた可能性もあるとの見方を示している。

こうした中、過激派組織「イスラム国」は23日、犯行声明を出し、実行犯7人をあげて具体的な役割にも言及した。さらに、その映像も公開したが信ぴょう性は不明。

スリランカ政府は「イスラム国」の関与が疑われるとして、アメリカなど他国からの支援も受けながら捜査を進める方針。