韓国9人死亡事故 車の運転操作ミスと結論
韓国・ソウルで先月、車が歩道に突っ込み、9人が死亡した事故で、警察は1日、運転操作ミスにより、事故が引き起こされたと結論づけたことを明らかにしました。
この事故は、先月1日、ソウル中心部の繁華街で、高齢の男が運転する乗用車が歩道に突っ込み、歩行者ら9人が死亡し、5人がケガをしたものです。
車を運転していた68歳の男は、これまでの調べに対し、「ブレーキが固くなり、踏めなかった」と話すなど、一貫して車に欠陥があったと主張していました。
しかし、警察は1日、事故車両の鑑定の結果、アクセルやブレーキに機械的な欠陥は見つからなかったと明らかにしました。
また、車両の動きを記録する装置には、事故発生の5秒前からブレーキが踏まれなかった一方で、男がアクセルを繰り返し踏み込んでいたことも記録されていたということです。
警察は、これらの結果に加え、防犯カメラの捜査などから、事故は運転手の運転操作ミスが原因だったと結論づけました。