プーチン大統領、平和条約締結“困難”示す
ロシアのプーチン大統領は6日、北方領土返還を含む平和条約交渉について、日米の軍事協力をめぐるロシア側の懸念が解消されない限り難しいとの立場を改めて示した。
ロシアメディアによると、プーチン大統領は、サンクトペテルブルクで外国通信社と会見し、日本との平和条約交渉について「安倍首相に意欲があることを理解しているし、私もそれを望んでいる」と交渉継続に意欲を見せた。
その一方で、「条約締結の困難さには、日米の軍事協力が大きく関係している。ロシア側の懸念が解消されない限り難しい」との立場を改めて示した。
G20大阪サミットにあわせ、今月29日に日露首脳会談が行われる予定だが、北方領土返還をめぐる両国の立場の隔たりが浮き彫りとなっている。