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米韓合同軍事演習 北「露骨な圧迫」と非難

2019年7月16日 21:43

北朝鮮外務省は16日、来月予定されているアメリカと韓国の合同軍事演習が実施されれば、核実験などの中止を見直す可能性を示唆した。また、米朝の実務者協議についても、再開は今後の出方次第だと、アメリカをけん制した。

北朝鮮外務省の報道官は16日、来月規模を縮小して行われる見通しの米韓合同軍事演習について、「我々への露骨な圧迫だ」と非難した。

演習について報道官は、先月末の米朝首脳会談で、トランプ大統領が中止を確約したと主張。「アメリカが公約を実行しないことで、我々が約束を守る名分も失われつつある」と述べ、演習が実施された場合、核実験や大陸間弾道ミサイルの発射実験の中止について見直す可能性を示唆した。

さらに、米朝の首脳間で合意した実務者協議の再開についても、今後の出方次第だとして、アメリカをけん制した。

一方、韓国の情報機関は、2月の米朝首脳会談が物別れに終わったことを受け、処刑されたと一部で報じられた北朝鮮の金革哲・アメリカ担当特別代表が生存しているとの見方を国会に報告した。