「いきなり飛びかかられて…」在宅時の犯行に被害者は… 千葉で強盗致傷相次ぐ
22日、千葉県で強盗致傷事件が2件、相次いで発生しました。どちらの事件も犯行時、家の中には住人がいました。被害を受けた男性が、当時の緊迫した状況を語りました。
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被害にあった住人
「ネコかアライグマか、その手のものかと思った。そしたら違った。2階に上がったら、知らないやつにばったり会って、飛びかかられて」
千葉県柏市で起きた強盗致傷事件の被害者が語った、その“一部始終”。
被害にあった住人
「ずっと首を絞められた、上から」
──どのぐらい?
「もう何分も。すごく長く時間が」
時刻は、22日午前2時半ごろ。1階で入浴中に物音に気づき、2階に向かったという男性(66)。すると、階段の踊り場で男と鉢合わせ。
被害にあった住人
「いきなり飛びかかられて、殴られて首絞められ。死ぬかと思った」
無言で押し倒され、暴行を受けたといいます。
被害にあった住人
「(体感)20~30分くらい。とにかく時間が長く感じた。殴られて、首絞められて。殴られてる時は呼吸ができる」
その後…
被害にあった住人
「逃げてというか、いなくなった。それで隙を見て、2階の窓から避難して、下の屋根におりて、そこで携帯で電話した」
警察が来るまでの30分ほど、聞こえたというのが“男の声”です。
被害にあった住人
「『連絡されている』みたいなことを言っていた。まず一人があれで二人目もいたかな。どうなるかなと思ったけど、間もなく静かになったから」
盗まれた物はなく、軽傷ですんだといいます。
被害にあった住人
「ホッとしている。命があってよかった。勘弁しろよ、命まで。いきなり襲いかかってきたら、どうしようもない」
今も逃走中の男ら。捜査は家の裏手でも行われ、足跡などを調べる様子も見られました。男性の首を絞めた男は身長160~165センチくらいのがっちり形。上下黒色の服に、黒い覆面姿だったといいます。
さらに約3時間後には、東に60キロほど離れた旭市でも強盗致傷事件が発生しました。狙われたのは、2階建ての住宅です。就寝中の出来事でした。
被害にあった住人は「若い男が侵入してきて夫が刺された。ガラスを割って入ってきて、刺されたと夫が言っている」と話しています。
午前5時半ごろ、住人の男性が2階で寝ていると、1階から物音が聞こえたといいます。様子を見に行くと、居間で男と鉢合わせ。刃物で背中を刺されたといいます。69歳の男性は病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。同居する妻にケガはありませんでした。
記者(千葉・旭市)
「鑑識による捜索活動が行われています」
「やぶの中を捜索しています」
侵入した男は、現在も逃走中。身長180センチほどのがっちり形で、茶髪で上下黒色の服装だといいます。
──犯人が捕まってないが?
近隣住民
「あら怖いねえ」
──夫がケガさせられて。
近隣住民
「あらら大変。怖い」
被害者の隣人
「やっぱり不安」
「ショックが大きい。腰抜けちゃって、何もやる気が出ない。テレビでよくやっているけど、まさか隣の家で」
「柏でも(事件)あったでしょ。また闇バイトだとか言ったら(警察が)それは分からないと」
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警察は旭市の事件で盗まれた物がないか確認するとともに、2つの事件の関連の有無を含め、闇バイトによる犯行の可能性も視野に、詳しく調べています。
(12月23日午後5時50分ごろ放送『news every.』より)