韓国政府は１１日、日本による輸出管理強化は差別的な措置だとして、ＷＴＯ（＝世界貿易機関）に提訴した。

韓国産業通商資源省・兪明希通商交渉本部長「我が国の利益を保護し、政治的な目的で貿易を悪用する行為が繰り返されないよう、日本の措置をＷＴＯに提訴することにした」

韓国政府は提訴の理由について、日本の措置がいわゆる元徴用工訴訟に絡む政治的な動機に基づいており、「韓国を狙った差別的なものだ」と説明した。ＷＴＯへの提訴を通じて、日本の措置の不当性を国際的にアピールしたい考え。

一方、経済産業省は「輸出管理強化の措置がＷＴＯに整合的であることは明確だ」と改めて主張した。引き続き各国に日本の正当性を説明していく方針です。