イスラエルとレバノンが非難の応酬 国連安保理が緊急会合
イスラエルとレバノンの武装組織ヒズボラの緊張が高まる中、国連の安全保障理事会が緊急会合を開き、非難の応酬となりました。
イスラエルとイスラム教シーア派組織ヒズボラの間では通信機器の爆発をきっかけに攻撃の応酬が続いていて、イスラエル軍は20日レバノンの首都ベイルート郊外を空爆し、12人が死亡しています。
20日に開かれた安保理の緊急会合でレバノンのブハビーブ外相は一般の人を標的にして通信機器を爆発させたことは「テロ以外の何物でもない」と非難した上でイスラエルは国際法を遵守していないと訴えました。
イスラエル ダノン国連大使
「あなた(レバノン政府)はテロ組織が国家の中に国家を建設し、国民に大混乱をもたらすのを許してしまった」「ヒズボラの行動を抑制しエスカレートを回避すべきだ」
一方、イスラエルの国連大使はヒズボラこそがテロ組織だと述べ、非難の応酬となりました。
各国からは情勢の悪化への懸念と一刻も早い停戦を求める声が相次ぎました。