ジョージアの国会で与野党議員が“乱闘” スパイを取り締まる法案審議中
ジョージアの国会で15日、スパイを取り締まる法案の審議中に与野党の議員の間で乱闘となる騒ぎが起きました。
ロシアメディアなどによりますと、ジョージアの国会では、ロシアで外国のスパイを取り締まるために定められた「外国の代理人」法と似た法案を審議中で、成立を目指す与党の党首が演説しているさなかに、反対する野党議員が殴りかかりました。その後、議会ではほかの議員も加わっての乱闘騒ぎに発展。
この「外国の代理人」法案は、外国から資金提供を受けるNGOやメディアを登録し、外国からの干渉を排除するのが趣旨で、ロシアの法律とほぼ同じです。
法案をめぐっては、反対する市民らが議会の外でEU=ヨーロッパ連合の旗を広げ、「ロシアにNO。ヨーロッパにYES」などと書かれたプラカードを掲げて法案の成立阻止を訴えました。
与党は、EUとNATO=北大西洋条約機構への加盟を目指す一方で、ロシアとの関係も維持する考えを示していて、アメリカやEUは、この動きを批判しています。