フィンランド・マリン首相、退任の見通し 議会選挙で敗北
フィンランド史上最年少で首相に就任したマリン首相率いる与党が議会選挙で敗れ、首相は退任する見通しとなりました。
2日に投開票が行われたフィンランドの議会選挙は、野党「国民連合」が200議席中48議席を獲得し第一党となり、マリン首相率いる社会民主党は第三党に転落しました。
マリン首相はロシアによるウクライナ侵攻を受け、NATO=北大西洋条約機構への加盟申請を進め、近く正式に加盟が実現する見通しですが、選挙ではエネルギー危機による物価高などが響いた形です。
敗北を受けマリン首相は退任するとみられますが、政権が変わってもNATO加盟の方針に変更はない見通しです。