食品ロス活用のレシピ投稿でアフリカ支援
捨てられがちな食材を使った料理を作り、SNSに投稿すると、アフリカの子どもたちに学校給食が届くプロジェクトを、国連の世界食糧計画が展開している。
この料理はすべて、捨てられがちな食材から作られている。ステーキはエノキの根元を活用している。捨てられてしまうことが多い部分だ。お酢としょうゆでソテーしステーキになった。上の飾りはブロッコリーの芯だ。皮をむいて薄くスライス。柔らかくなるまで2分ゆで、型抜きすると子どもにも喜ばれる。
こうした料理のレシピをSNSに投稿、拡散することで、アフリカの子どもに給食が寄付される“ゼロハンガーチャレンジフォーアフリカ”という取り組みだ。
賞味期限の迫った食品や調味料、古くなった乾物、野菜の皮や種など、廃棄されがちな食材を使って料理を作成する。それをオシャレに撮影して、普段使っているSNSにレシピとハッシュタグをつけて投稿すると、国連WFP協会の協賛企業から120円が、投稿者ではなく、アフリカの子供たちの学校給食支援に寄付される。
120円あると、4人の子どもたちに給食を届けることができる。現在、世界では9人に1人、8億人以上の人々が飢餓に苦しんでいる一方、生産食品の3分の1が捨てられている状況があるという。
この2つの課題に同時に取り組む“ゼロハンガーチャレンジ”。開始ひと月半で寄付の総額が、370万円超えた。これにより、12万人以上の子供たちに学校給食が届けられることとなる。
以前から、毎日レシピをインスタグラムに投稿してきた“ろこさん”。ゼロハンガーチャレンジにも積極的に取り組んでいる。これまでにニンジンをすりおろして衣に混ぜた天ぷらや古くなったパンを使ったフレンチトーストなど54品を投稿した。
ろこさん「日頃やっている日常のことなので(支援が)できていると思う」
この“ゼロハンガーチャレンジ”は10月31日まで実施している。
【the SOCIAL viewより】