【直撃】立憲・小川幹事長に聞く 政権交代をどう目指す? 他の野党との協力は?
政権交代を狙う立憲民主党の野田佳彦代表。政権交代を目指し、他の野党にどのように協力を求めていくのか。現状の本音を、立憲民主党の小川幹事長に鈴江奈々キャスターが直撃しました。
30日、政権交代を狙う立憲民主党の野田代表は、相次いで党首会談を行いました。午前中の会談相手は、日本維新の会の馬場代表。11月11日に行われる見通しの首相指名選挙で「野田佳彦」と書くよう、要請しました。
ただ、馬場代表は…
日本維新の会 馬場代表
「野田さんの名前を書くにしても、国民の皆様に『なるほど』と思っていただけるような大きな大義、また具体的な改革案、そういうものがなければ、我々は与(くみ)することはない」
午後3時半ごろには、共産党の田村委員長と会談。こちらでも同じように、首相指名選挙での協力を求めました。
共産党 田村委員長
「企業団体献金を全面禁止ということを私たちは求めてきた。また政治改革の大前提としての裏金事件の真相究明ですね。このことが確認ができれば、首相指名において決選投票では、対応については前向きに検討したいと」
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政権交代を目指し、どのように協力を求めていくのか。30日、現状の本音を立憲民主党の小川幹事長に、鈴江奈々キャスターが直撃しました。
立憲民主党 小川淳也幹事長
「どうぞ、色々と思うところを遠慮なく」
鈴江奈々キャスター(30日正午すぎ)
「午前中に日本維新・馬場代表と面会あったが、どんな話し合いが?」
立憲民主党 小川淳也幹事長
「いま首相指名選挙に焦点があたっていて、そこにどういう対応を各党とられるかということに焦点があたっているんですが、実は国会で自公が過半数を割ったというのは、これから国会改革とか、いままで私たちが主張していた、放置され続けてきた議員立法とか、あらゆることに変化が起きてくる可能性があるんですね」
「ですから維新との間でも、国会改革や政治改革、全体でいろんな議論を継続して行っていきましょうというお話をいただけたので、これ非常に心強い、大事にしていきたい関係性だと、とらえています」
「これから、いくばくか日にちがある中で、それこそいろんな調整やお願いを、謙虚に丁寧に継続的にしていきたい」
鈴江キャスター
「共産党の田村委員長との対談ではどういった話し合いを想定しているのか?」
立憲民主党 小川淳也幹事長
「共産党さんも事前にいろいろと調整させていただいた上で、今日の党首会談ということ、運びになっているんですが、やはり政治改革への思いは強く持っておられるし、最終的には首相指名選挙を含めて、いろんな共闘のお願いをしていくということになると思います」
鈴江キャスター
「共産党の外交安全保障政策は、理想といまの現実にものすごく開きがあって、立憲民主党の考えとも大きく開きがあると思います。連立政権、組めますか?」
立憲民主党 小川淳也幹事長
「現状、共産党と閣僚を出す前提の連立政権というのは、いまの状況では、直ちに選択肢に浮かび上が ってこないというのが、衆議院選中の野田代表の主張でもある。ですから、そこはもう少し慎重に、首班(首相)指名へのご協力を仮にお願いするにしても、直ちに連立政権ということにはならない」
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自民・立憲双方にとって、いまカギとなっているのが、28議席を獲得した国民民主党です。そこで玉木代表は…
鈴江キャスター(28日)
「野党でまとまれば政権をとれる議席になる。そこの可能性は探らない?」
国民民主党 玉木雄一郎代表(28日)
「いまの野党全部まとめて政権とってもらいたいと思います?」
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鈴江キャスター(30日正午すぎ)
「国民民主党の玉木代表とは、今回の首相指名の話し合いの場に、申し入れしたけれど断られたという情報がありますが?」
立憲民主党 小川淳也幹事長
「現状実現していないことは事実。まだまだ党首会談を含めた対話の実現可能性について、前向きに期待をしているところですし、また、努力もしなければいけない」
鈴江キャスター
「たくさんの野党を、まとめられそうですか?」
立憲民主党 小川淳也幹事長
「まとめていく、とにかく努力しなきゃいけないし、それだけのやっぱり推進力・求心力のある野党第一党じゃなきゃいけないし。必ず定期的に政権交代して、政治をリフレッシュして、政策を軌道修正して、国家権力を健全に保っていくことが最終的には国益になる」
鈴江キャスター
「その政権交代が、いまチャンスとして来ていて、『政権を担える』と国民に自信持って言える状況ですか?」
立憲民主党 小川淳也幹事長
「 一定の経験と、過去の挫折や失敗に対する反省、これはおそらく野田佳彦さんが、最も両肩に背負っていると思うんですよね」
鈴江キャスター
「(政権運営は)首相だけでなく、支える閣僚・党の議員が一体になる必要があるが、準備は?」
立憲民主党 小川淳也幹事長
「必ずやれると思います。必ずできると、やりきれるという自信と確信を、ある種、自らに言い聞かせながら、国民に向かって宣言したい。そう思っています」
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立憲民主党の動向が、いままでになく注目されています。