“政局キーマン”国民民主党・玉木代表 若い世代から支持、与党議員時代は“身内に苦言”も
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26日、東京駅前で行われた衆院選最終日の演説には、多くの人が集まり…
「玉木!玉木!玉木!」
“玉木コール”が起きていました。
アナウンス
「ライトなどで玉木代表を照らしてください」
人々がライトを掲げると、さながらライブ会場の様相に。そして再び…
「玉木!玉木!玉木!」
“玉木コール”が響き渡りました。
国民民主党 玉木代表
「ありがとうー!!」
日本テレビの出口調査では、20代、30代の比例代表での投票先が、自民党や立憲民主党を抑え、国民民主党が1位となりました。
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玉木代表は東京大学法学部を卒業し、当時の大蔵省に入省。その後、ハーバード大学の大学院を修了しています。衆院選で初当選したのは、民主党への政権交代が起きた2009年。当時、民主党員だった玉木代表は、与党議員となりました。
香川2区で初当選 玉木代表(当時40歳)
「世の中が変わり、社会が変わり、経済が変わる中で、日本の政治も香川の政治も変わらなければならない」
時には、当時の民主党が公約に掲げていた「議員数の削減」が進まないことについて、身内に苦言を呈したことも。
玉木代表(2010年、当時41歳)
「よくマニフェストを実現するには、財源がないとできないというのはよく言われるけど、これ(議員数削減)は財源1円もいらないからね」
初当選から15年。いま、玉木代表は…
国民民主党 玉木代表
「対決より解決、政策本位の姿勢。今回の選挙で掲げた、手取りを増やす経済政策に評価をいただいた結果だと思います」
今後は“新しい政治文化”が必要だと訴えました。
国民民主党 玉木代表
「自民党公明党は足りないんであれば、我々野党側の意見も丁寧に聞くこと。そして野党側もただ反対するんじゃなくて、日本のため、国民のため、国益のために必要だったら協力するというですね、新しい与野党の政治文化をここでつくらなきゃ駄目なんですよ」
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一方、首相指名選挙への対応をめぐっては、28日に出演した、BS日テレの「深層NEWS」で、現時点では自分を指名するとしたうえで「今後の協議次第で別の判断はある」と他党への協力に含みを持たせています。
国民民主党は、自民党への協力の条件として「103万円の壁」撤廃などを要求する考えで、自民党は、条件を一定程度のむ形で、首相指名選挙での協力を得たい考えです。
(10月29日放送『news zero』より)