韓国ロッテ会長“国政介入”裁判で有罪確定
韓国の朴槿恵前大統領の友人が国政に介入したとされる事件をめぐる裁判で、贈賄などの罪に問われた韓国ロッテグループの会長に対し、執行猶予がついた有罪判決が17日、確定した。
韓国の最高裁判所は17日の判決で、韓国ロッテグループの会長・重光昭夫被告が、免税店の認可の見返りに、朴前大統領の友人側に70億ウォン、日本円にして約6億4000万円の賄賂を渡したなどと認定。検察と被告側双方の上告を棄却し、懲役2年6か月・執行猶予4年を言い渡した二審判決が確定した。
去年2月の一審判決では実刑が言い渡されていたが、最終的に財閥トップが収監される事態には至らなかった。
韓国ロッテグループは「多くの方々の心配を謙虚に受け止め、国と社会に貢献することで信頼される企業になるよう努力する」とコメントしている。