ホンダ・日産 経営統合協議入り、午後にも発表へ
自動車大手のホンダと日産自動車の経営統合は、23日午後にも両社の社長が会見し発表する予定で、会見には三菱自動車も出席する見通しです。経済産業省前から中継です。
3社の社長は午前中に所管官庁である経済産業省と国土交通省に報告に訪れ、午後にも都内で会見を開き、正式に発表する見通しです。
関係者によりますと、午後の会見には今年8月にホンダと日産の協業に加わるとしていた三菱自動車も出席する予定で、年明けに合流を判断する方向で最終調整を進めているということです。
三菱自動車・加藤隆雄社長「(Q.きょう統合協議の検討入りですか?)私から話すことはあまりありませんので」
3社の協業が急速に動いた理由は、日産の業績悪化です。さらに、日産の買収を台湾企業の「ホンハイ」が検討していることもあり、こうしたことも経営統合を後押ししたと考えられます。
また、ホンダと日産にとって、資本や技術など双方の力を合わせることで、世界と戦う競争力をつける狙いもあるとみられます。
ある政府関係者は「大きな環境変化があった時に日本はなかなか順応しない。新しいチームで協力して何かを作ることに慣れないといけない」と話し、自動車業界の再編が今後の日本経済の成長に必要だと指摘しています。