GSOMIA継続はあるか 専門家が議論
日本と韓国が軍事機密を共有するための協定=GSOMIAの失効期限が22日深夜に迫っている。18日夜の深層NEWSに出演した日韓関係の専門家は、日本政府の動き次第では、韓国が一転してGSOMIAを継続する可能性が少しながらあるとの見方を示した。
コリアン・ポリティクス編集長・徐台教氏「私は微少ながら(継続の可能性が)あると思う。韓国政府、青瓦台・大統領府は若干国内的に余裕のある状況を迎えているので、日本が何かしらの小さなジェスチャーだけ取ってくれても、破棄の延長をするといった“あそび”を残している」
慶応大学教授・西野純也氏「9割方、このままだと終了する可能性が高いと思うが、1割ぐらいは(継続の)可能性がある。(日本政府は)徴用工問題や輸出管理の問題について、韓国側と何か接点が見いだせそうだということであれば、トータルで考えて何かしら韓国側に名分を与える可能性がある。ただ、機会の窓はかなり閉じてきている状況だと思う」
一方、龍谷大学の李教授は、いわゆる徴用工訴訟の問題や慰安婦問題で、韓国側が解決の道筋を示せば日本側もGSOMIA継続につながる動きを示せるだろうが、いかんせん失効期限まで時間がないとの認識を示した。