教皇ミサ 日本には“社会的に孤立の人”も
来日中のローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は東京ドームで5万人が参列するミサを行うなど、25日も分刻みのスケジュールをこなした。
フランシスコ教皇は、25日、東日本大震災の被災者との集いや、青年との集いなどに相次いで出席した。
フランシスコ教皇を見た人「近くで見ることができて、とてもラッキーだった」
青年との集い参加者「いまの日本の中で悩み苦しむ僕たちに、生きる希望や困難に立ち向かうメッセージを強調されていて、今日は参加してよかった」
また、午後からは、ミサを行うため東京ドームに移動。およそ5万人の参列者を前にオープンカーで場内を一周すると大きな歓声に包まれた。
フランシスコ教皇は説教の中で、「多くの人が当惑し不安を感じている」と述べ、命の大切さを再認識し、支え合って生きることが大事だと訴えた。
フランシスコ教皇「日本は経済的に高度に発展した社会ですが社会的に孤立している人が決して少なくなく、命の意味がわからず自分の存在の意味を見いだせず、社会からはみ出していると感じている人がいるということです」
フランシスコ教皇は26日が日本での最終日で、イエズス会員とのミサや上智大学を訪問するなどしたあと、帰国の途につく予定。