英首相が死亡した場合の準備進められていた
新型コロナウイルスに感染し、一時重篤な状態に陥ったイギリスのジョンソン首相が、自身が死亡した場合の緊急対応の準備が進められていたと明かしました。
これは、ジョンソン首相が大衆紙「サン」のインタビューで明らかにしたものです。ジョンソン首相はこの中で、マスクをつけ大量の酸素の供給を受けたと当時の厳しい状況を語り、医師が自身の死亡を想定し、発表の準備を進めていたことを明らかにしました。
感染が判明した当初は重くとらえていなかったものの、集中治療室に移されてから事態の深刻さに気づき、「死ぬかもしれないと覚悟した」とふりかえっています。
ジョンソン首相はその後回復し、先月27日に職務に復帰しました。
その2日後には婚約者との間に男の子が誕生していますが、ジョンソン首相が「命の恩人」と話す2人の医師の名前「ニック」にちなんで「ニコラス」とのミドルネームがつけられたということです。