社会的距離やマスク 英医学誌「効果発揮」
イギリスの医学誌は1日、新型コロナウイルスの感染防止対策として、「社会的距離」の確保やマスクの着用などが大きな効果を発揮するとの研究結果を発表しました。
これは、イギリスの医学誌「ランセット」がまとめたもので、2万5000人以上の新型ウイルス感染者などを分析したということです。
「社会的距離」が1メートル以下の場合は12.8%の人が感染すると推定される一方、1メートルを確保した場合は2.6%に下がり、2メートルの場合は感染確率がさらに半減する可能性があるとしています。
また、マスクを着用することで感染確率が約5分の1に下がるほか、ゴーグルなどで目を保護することも効果があると分析しています。
一方、こうした対策は感染リスクをゼロにはできないとも指摘しました。
イギリスメディアは、各国が感染防止策を講じる際の指針として役立てられるかもしれないと伝えています。