トランプ氏 グリーンランド領有などに軍事的圧力も排除しない考え
アメリカのトランプ次期大統領は7日、デンマーク領グリーンランドの領有や中米のパナマ運河の返還に向け、軍事的な圧力も排除しない考えを示しました。
トランプ次期大統領は7日、会見し、デンマーク領グリーンランドの周辺で中国やロシアが活動を活発化させていると主張し、「国家安全保障の観点から必要だ」としてアメリカがグリーンランドを所有するべきだと強調しました。その上で、デンマーク政府がアメリカによる買収を拒否した場合には高い関税を課す考えも示しました。
またパナマ運河をめぐっては、中国系企業が港湾管理を行っていることや船舶への通航料が高すぎるなどと不満を持っていて、「パナマに返還するべきでなかった」と述べています。
トランプ次期大統領「パナマ運河とグリーンランドについて、(軍事的・経済的圧力を)かけないとは保証できない」
トランプ氏は軍事力の行使を排除しない考えを示し、アメリカがこれらを管理する必要性を改めて強調しました。