トランプ氏「攻撃とみている」レバノン爆発
およそ4000人が死傷した中東レバノンの大規模爆発について、レバノンの首相は、爆薬の原料になる物質が大量に放置されていたことを明らかにしました。
レバノンの首都ベイルートの港湾地区にある倉庫で4日、激しい爆発があり、ロイター通信によりますと、これまでに100人が死亡し、ケガ人は日本人1人を含む4000人近くにのぼっています。
レバノン政府は爆発の原因を調べていますが、大統領府によりますと、ディアブ首相は爆発があった倉庫で爆薬の原料にもなる硝酸アンモニウムが安全対策もとられないまま、推定で2750トンも放置されていたことを明らかにしました。
トランプ大統領「ひどい攻撃だったようだ」
アメリカのトランプ大統領は、大規模な爆発について、「攻撃とみている。爆弾のようなものだろう」と述べ、テロ攻撃があったとの見方を示しました。その根拠は示さなかったものの、軍幹部に話を聞いたとしたうえで、「何かの製造過程の爆発ではない」としています。