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軍幹部 トランプ氏に同行「間違いだった」

2020年6月12日 7:24

アメリカ軍の制服組トップ、ミリー統合参謀本部議長は11日、トランプ大統領がホワイトハウス近くの教会に歩いて向かい記念撮影した際、同行したことを「間違いだった」と述べました。

トランプ大統領が今月1日、ホワイトハウス近くの教会を訪問し、記念撮影したことには、選挙向けのパフォーマンスだ、などとの指摘が出ています。またこの際、治安当局が、デモの参加者を強制排除したことにも批判が集まっています。

ミリー氏は、大学の卒業式に寄せたビデオメッセージの中で、教会への同行を「間違いだった」と述べました。

ミリー統合参謀本部議長「私はそこにいるべきではなかった。私がいたことで軍が国内政治に関与しているという認識を生み出してしまった。間違いだった」

こうした「軍の政治利用」には強い懸念が出ているほか、大統領が検討した軍の投入には国防長官をはじめ軍のOBらも相次いで反対を表明するなど、大統領と軍の溝も露呈しています。