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韓国の教会で集団感染 塩水スプレー原因か

2020年3月16日 21:35

韓国のソウル近郊にある教会で、新型コロナウイルスの集団感染が確認された。この教会では、消毒と称して礼拝の参加者の口にスプレーで塩水を吹きかけていたが、地元自治体は、誤った情報に基づく対策で、感染拡大を招いたとみている。

ソウル近郊の城南にある「恵みの川教会」では、16日朝までに、信者ら46人が新型コロナウイルスに感染していることが確認された。

この教会では、今月1日と8日に行われた礼拝の参加者の口に、消毒と称して、スプレーで塩水を吹きかけていたという。

これについて地元自治体は、誤った情報に基づく対策と指摘し、スプレーを正しく消毒せずに使い続けたことで、感染の拡大を招いたとの見方を示した。

韓国の感染者数は8200人を超えたものの、増加ペースは緩やかになっていて、文在寅大統領は16日、ソウル首都圏での対策をさらに強化するよう指示した。